メールのコピー
あるメールのコピーと称するものを巡って、てんやわんの大騒ぎ。国会もマスコミも分かったようなしたり顔でああだこうだといっているけど、ミットモナイというか、滑稽というか、いやその前に空しい。空から降ってきた一片の紙切れを巡って、ジョーモン人とヤヨイ人が言い争っているって風景だけど、この間のディスコミュニケーションは洒落にもなんねー。ギャグも通じねー。
時代の転換期には、こんなに索漠たる混乱が起こるものでしょうか。恐らくここには、明治維新時の文明開化によって生じた時空の歪みよりもっと大きな断層が生じているのでしょうね。西洋かぶれの鹿鳴館派と尊皇攘夷派なら、その外見から察しがついて、互いに会話が通じないことを相互に認め合えたのだろうけど、今回の場合は、日常の付き合いのなかで互いを認識し合うことすら困難なんですね。
安穏な日々に慣れ切っていて、時代の流れの潮目がまったく読めていない。いわゆる元老院の長老たちがトンチンカンなことを言っているのなら、ヤレヤレですませても良いのだが、なんかさー、イイ若いモンがあんな紙切れを巡って目をつり上げたり、わめいたり……。あんた達、我らのハポンをどこに導こうとしているの?
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