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January 2005

2005.01.09

ショコラ&バドフライ

 古書を送付してもらったら、詰め物としてマンガが2冊はさまっていた。貸本屋から流れたのか、ブッカーが掛けられている。しかし、あまり読まれていないのか、まだ奇麗な状態。『ショコラ』(第6集、窪之内英策)と『バドフライ』(第1集、イワシタシゲユキ)。両方とも、小学館ビックコミックス。何となく手に取ったらそのまま読んでしまった(見てしまった、と言うのかな?)。
 『ショコラ』の方は、第6集なのでストーリーが掴み難かったけど、でも良くできたマンガ。『バドフライ』も同じ。今どきの映画のネタってこんなところにあるのですねー。構成と言い、テンポと言い、見事なものです。創作的才能が皆マンガに流れるってのはホントなんですね。ブンガクなんかより遥かに映画にし易いだろうってことを納得。
 ところで偶然なのか、両作とも至極当然そうな形で、オッカナイ系のキャラクターが主要な役回りで活躍している。ちょっと前に刊行開始された「講談社ミステリーランド」シリーズ第1回配本の3冊を祖父江慎サンのすてきな装丁に釣られて購入。大人子供を相手に新たなSFファンを掘り起こそうという狙いだろうが、こっちは3作とも片親の子供が主人公になっていて(偶然なんだろうが)、マイッタナー。ブンガクで設定できるシチュエーションとしては、今どきは片親ってのが流れのおもむくところなのかしら。ブンガクでオッカナイ系の方々を登場させて、しかも子供の読み物にするってのは、そりゃーやっぱ難しいでしょうなー。登場までの手続きや言い訳がやっかいで、なんかそーとーわざとらしい(重い)ブンガクになりそうだものね。
 これがマンガなら極く自然体で可能だってところに強みがあるんかなー、と思った次第。やっぱ、マンガは今日的にビビッドなメディアなんだ。

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